浦安をホームタウンとするフットサルチーム「バルドラール浦安デフィオ」(浦安市舞浜2)が12月16日、就労継続支援A型事業所「たまごのたまご浦安」(猫実4)とフットサルを通じた余暇活動を始めたと発表した。
同チームは、聴覚障害者、知的障害者、発達障害者、視覚障害者、脳性まひの人と健常者が、共にホームタウンの浦安で「インクルーシブ型のフットサルチーム」として活動している。
「たまごのたまご浦安」は、普段は清掃や軽作業の仕事を行っている事業所。担当者は「利用者は仕事に従事しているが、中には職場と自宅の往復のみで『仕事が休みの日は暇』という人もいる。職場以外の人と関わるコミュニティーなど、活動範囲を広げたいと考えていた。今回の余暇活動で、楽しみながら体を動かすことや、コミュニケーションを通じて心身の健康増進などにつなげていきたい」と話す。
11月29日に行った初の余暇活動を振り返り、同チームの監督の泉洋史さんは「フットサルは、コートが狭いためゴールが生まれやすい。室内で行えるため季節を選ばないなど、普段スポーツをする機会が少ない障害のある人に有意義ではないかと考えた。パスを出したり、作戦を立てたりすることで自然とコミュニケーションが生まれ、楽しみながら体を動かせた」と振り返る。「今後は経験のない人も楽しめるルール作りなど、工夫していきたい」と意欲を見せる。