
子どもたちが身近な海から環境問題を考えるプログラム「海の教室~海辺のいまをしらべよう~ブルーカーボン活動計画」が6月~8月、浦安市三番瀬環境観察館(浦安市日の出7)を会場に3日間の日程で初めて開催される。主催は「浦安三番瀬を大切にする会」後援浦安市。
海の教室~海辺のいまをしらべよ う~ブルーカーボン活動計画 概要
同会事務局の横山さんは「私たちの生活を支える海、東京湾や三番瀬の海辺を題材・教材として、日頃の自分たちの生活や身近な環境との結びつきを、教室の体験を通して学び、子どもたちが環境問題を『自分事』として考え行動するきっかけとなる機会を提供する」と話す。「水質、底質、プランクトンなどの調査・観察を通して、自分たちが住んでいる場所やビオトープのある池や公園など身近な環境と、東京湾や世界の海、地球環境などとのつながりが実感できるプログラムを用意する」という。
初回となる6月28日は「東京湾の海辺を見てみよう」と題し、三番瀬を空から見たり、海の中をのぞいてみtりするほか、アマモについて学ぶ。さらに、「考えてみよう」と題し、海の水と身近な水を比べてみたり、にごりの元を調べてみたりすることで、きれいな水について考える。海の生き物の絵を描く時間も設ける。
2回目の開催は7月27日で、「東京湾の海辺を見てみよう」に続き、「考えてみよう」では、植物の葉、茎、根などを観察することで、その役割や生存戦略について考える。さらに、アマモ押し葉が入ったはがきを作る。
最終回は8月30日開催。過去2回同様、「東京湾の海辺を見てみよう」で始まり、「考えてみよう」では、動物の生活史や生存戦略を、環境との関係から考える。併せて、粘土でハゼ・イカ・ハギ・カレイなどの海の生き物を作り、磁石で釣り上げる体験も予定する。
対象は小学生とその保護者10組、アシスタント(高校生)。開催時間は各回13時30分~15時。参加費は各回1組500円。現在、参加者を募集している。