浦安市交通公園(浦安市美浜2)の動物広場に11月6日、「ホンドタヌキ」3匹が加わった。
飼育担当の山川桂一さんは「新しい環境に来たばかりのタヌキなので、今はとても用心している。静かにしていると姿を見せてくれる」と話す。雄1匹、雌2匹の計3匹はいずれも5歳。雄が「ぽん吉」、雌が「おキヨ」「お花」。「積極的に出てくるのがぽん吉で、雌の2 匹は『今は見分けがつかない』」という。大きさは小型犬が太ったほどのサイズ。イヌ科に属し、ドッグフードを主に食べる。
今回の展示について、山川さんは「タヌキは昔から日本の里山にいる日本人にとってはなじみの深い動物。日本の昔話にもよく出てくる動物だが、意外と動物園での展示は少ないので、自国の動物に親しむいい機会にしてもらえれば」と呼びかける。
3匹は環境になじめば繁殖の可能性もあるという。タヌキの繁殖期は3月ごろ、出産は4月~5月ごろ。
動物広場ではジャコウネコ科の「ビントロング」が飼育されていたが、冬の間は外の広場での飼育が難しく現在は別の施設にいる。その間の飼育になるため、交通公園でのタヌキの飼育は来年5月までの予定。
ホンドタヌキの森の開放時間は平日10時~14時、土曜・日曜・祝日11時~14時。