
浦安市高洲公民館(浦安市高洲5)で2月15日、知的障害や発達障害のある子どものスポーツ体験「チャレンジド・スポーツ」が行われた。主催は浦安市スポーツ協会。
当日は全部で8人の子どもが参加し、知的障害のある児童とバドミントンチームに所属している小学生、補助の教師が共に汗を流した。
まずはラケットで、シャトルをポンポンと弾いたり、ラケットを振ってサーブの練習をするなどした。難しい動作もあるが、教師が補助し一緒に振るうちにラリーが何回もできる児童もいたほか、休憩時間も休まずシャトルを打つなど、皆がスポーツを楽しんだ。初めて参加した児童は「ラケットにうまく当たるとうれしい。汗をかいた」と話していた。
指導したのは、浦安市内の7園で保育士として働き、保育園3園で園長を務めた泉澤弥生さん、(通称=マッキー先生)。泉澤さんは保育士として勤めながらバドミントンの選手として活動し、「スポーツを通して子どもたちが楽しむ場を提供したいという思いで、指導している」という。「障害があると、休みの日に行く場所がない、こもりがちな子どももいる。体を動かす楽しさを体験して、外の世界と触れる機会にしてほしい」と期待を込める。
同協会の福元明彦会長は「障害のある児童が外に出る機会を増やし、明るく過ごしてほしいという思いで2019年に始めた。初めの頃から参加してくれていた子どもが大きくなってきて、成長を見るのが楽しい」と話す。
チャレンジド・スポーツは小学生以上の知的障害・発達障害がある子どもや障害のある子どもと一緒にスポーツを楽しみたい健常者を募集し、市内の公民会で定期的に開催している。